金日成主席生誕94周年 平壌で多様な行事 第24回4月の春親善芸術祭など |
【平壌発=姜イルク記者】金日成主席生誕(4月15日)94周年に際し、第24回4月の春親善芸術祭典、第8回金日成花祭典、中央報告大会など、平壌でさまざまな記念行事が行われた。市内の各所には装飾物が設置され、夜には鮮やかなイルミネーションが見事な夜景をかもし出していた。市内は祝賀ムード一色に包まれた。 各国から一流芸術団
第24回4月の春親善芸術祭典が10日に開幕して以来、市内の各劇場で連日公演が盛況裏に行われている。 今回の祭典にも各国から一流の芸術団が平壌に集結した。モスクワ国立アカデミー交響楽団、チャイコフスキー名称モスクワ国立音楽大学芸術団(以上ロシア)、江蘇省芸術団(中国)、サンタ・チェチリア音楽大学芸術団(イタリア)、タルムシュタル合唱団(ドイツ)、キエフ舞踏劇場舞踊団(ウクライナ)など、世界的にも有名な芸術団が参加した。在日朝鮮人芸術団(金剛山歌劇団)をはじめとする海外同胞芸術団も参加した。 約40カ国から集まった今回の祭典参加者のなかには、50余人の国際コンクール受賞者が含まれている。 参加者は9つの組に分かれて行う「組別公演」、金剛山歌劇団が13日平壌大劇場で披露したような「単独公演」、交流のある芸術団が集まる「連環公演」などの多彩な形式で公演を行っている。 祭典開幕式は近年、4.25文化会館で昼に「大会」形式で行われてきたが、今回は変化があった。平壌大劇場で、「舞台」形式で行われたのだ。 同劇場と周辺には、イタリアの技術者が取り付けたというネオンが飾られた。 開幕の辞を述べた祭典組織委員長の金鎮成文化相は参加者らを熱烈に歓迎しながら、「祭典が人類の文化発展と人民大衆の正義の偉業達成を励ますものと確信する」と語った。 祝賀演説したロシア国際慈善基金「世紀の芸術の保護者たち」のオレグ・オレインニク総裁は、「平壌でこのような大きな芸術祭典が行われるのは古き良き伝統となっている」「平壌は地球上の全ての人々の親善、団結の首都となっている」と語った。 祭典は18日に閉幕した。 「総聯展示台」初登場 第8回金日成花祭典が13日から20日まで、平壌の金日成花金正日花展示場で行われた。 今回、「総聯展示台」が初めて登場し、大きな関心を集めた。 15日には、万景台で太陽節音楽会、金日成広場で平壌市青年学生らの舞踏会(夜会)、万景台学生少年宮殿で芸術クラブ員らの総合公演が行われた。 また、中央美術展示会(7日開幕)、第19回「万景台賞」国際マラソン大会(9日)、国内有数の選手が集う「万景台賞」体育競技大会(12日開幕)など、多彩な文化・スポーツイベントも行われている。 11日、平壌の最高気温は25度を記録した。盛大な記念行事、祭典を記念する装飾物とともに、満開の花が市内を鮮やかに彩った。 [朝鮮新報 2006.4.20] |