済州道4.3民衆蜂起58周年 現地で遺跡地巡礼と統一決意大会 |
盧武鉉大統領が慰霊祭に 「元首」として初
済州道4.3民衆蜂起から58周年になるのと関連し、南北共同宣言実践連帯と済州実践連帯準備委員会共催の「4.3自主民衆抗争58周年遺跡地巡礼及び4.3自主民衆抗争精神継承自主統一決意大会」が1日、現地で開催された。 決意大会では、済州実践連帯のコ・ヨンビン準備委員が、4.3蜂起の精神を正しく受け継ぐためのたたかいの先頭に立つことなどを内容に演説したほか、南北共同宣言実践連帯のクォン・オチャン常任代表が「歴史を正しく理解してこそ現在のたたかいをきちんと展開できる。駐韓米軍を追い出し、わが民族同士統一を目指そう」とアピールした。 1、58年前、この地に足を踏み入れた米国は、わが民族を敵と見なし、彼らの利益のためにわが民族を分断の奈落へと突き落とした。1948年4月3日の済州道民衆は(朝鮮半島の)支配、分断を図る米国の陰謀に立ち向かい、民族の運命を開拓しようと蜂起した。 1、「米国反対、単独選挙反対、売国奴処断」のスローガンを叫んで抵抗する済州道民衆を銃剣で弾圧した米国は、8万余人に上る罪のない良民を虐殺したが、わが民族の念願と決然とした意志を曲げることはできなかった。 1、 済州道4.3抗争は、試練の中で反米自主の気概と民族の統一意志を示した反米自主抗争、祖国統一抗争であった。 1、58年が経ち、4.3抗争の反米自主精神、民族大団結精神は6.15共同宣言の基本精神として受け継がれた。 1、米国の戦争策動を粉砕し平和と統一を実現する道は4.3抗争の精神であり、6.15共同宣言の基本精神であるわが民族同士力を合わせて祖国を統一することにつながる。 1、われわれは自主統一、反戦平和、民族大団結の旗じるしのもと、近年中に7千万同胞の願いである祖国の平和的統一を実現し自主と平和、統一の新時代を切り開いていくだろう。 1、同胞を戦争の瀬戸際に追いやり民族の破滅をもたらす戦争に断固反対し、朝鮮半島での戦争の実質的主犯である駐韓米軍撤収のためにたたかう。 一方、盧武鉉大統領は3日、済州道4.3事件犠牲者慰霊祭に「国家元首」として初めて参加し、公式謝罪の意思を表明し、「国家権力による過ちは必ず清算しなければならない」と語った。また、「過去史の整理が未来に向かう妨げになると考える人がいまだにいる」として、「過去史がきちんと整理されてこなかったから、これまで葛藤から逃れられなかった」と反論した。 また、労働新聞3日付は、「反米抗争へと呼びかける済州道の恨」と題した論評を掲載した。 [朝鮮新報 2006.4.4] |