朝鮮では、女性が国の経済発展と人民生活の向上において大きな役割を果たしている。

　平壌鉄道局の西平壌旅客駅を女性だけで運営している事実は、これをよく示している。この駅では、４０余年間、駅長や運転指揮員、旅客の便益を図る案内員に至るまですべての職務を女性が受け持っている。　一日に数千人の旅行者にサービスする忙しいなかでも、彼女たちは駅の文化性とサービスの向上に優先的な関心を払っている。清潔かつ便利に整えられている中央ホールと待合室、切符売場、図書室、手荷物保管室をはじめ駅舎のどこも女性の細やかな手が行き届いている。

　毎日、旅行者を対象にして行う彼女らの多彩な芸術サークル活動やさまざまなサービスは深い印象を与え、旅客から惜しみない称賛を受けている。

　３０余年間も勤めている駅長のキム・シンオクさんは、仕事は決して楽ではないが、自分たちの胸は国の鉄道駅を女性の力で運営しているという誇りと自負にあふれていると語った。（朝鮮通信）

［朝鮮新報 2006.3.16］