ウリ党国会議員ら平壌訪問団が参加 北南青年たちが連環の集い |
「平和の主人公は民族自身」 20日から訪北していた「6.15共同宣言実践平壌訪問団」が24日、帰途についた。「開かれたウリ党」(以下ウリ党)の李華泳議員を首席団長に、ウリ党の白元宇、韓秉道の両議員をはじめ民主党、民主労働党の青年委員長らが加わった訪問団は総85人。21日には平壌の青年中央会館で1000余人の北南青年たちが参加して連環の集いが開かれた。 「(6.15)共同宣言発表6周年にあたる今年、このように南北の青年たちが一堂に会したのは、民族大団結のとうとうとした流れは絶対にあと戻りさせてはならないという青年たちの意志を知らしめるためだ」 訪問団の李華泳首席団長は平壌到着直後にこう語ったが、この青年たちの出会いは実質的に今年初めての北南共同イベントとなった。 そのメインが連環の集い。金日成社会主義青年同盟のリ・ミョンウォン書記を筆頭に、北南の代表たちが統一問題について熱く語り合った。 リ書記は、「われわれは6.15を民族が共同で祝う記念日として定例化すべきだ。この日を自分たちの愛国心の深さを確かめる日、統一愛国運動に力強く立ち上がる決意を新たにする日にしよう」と呼びかけた。 また、「青年たちは平和の主人公がわが民族自身であり、この地の平和を守ることによって6.15共同宣言もあり、民族の未来もあるという自覚を持って、反戦平和愛国運動に積極的に立ち上がろう」と主張した。 ウリ党のリ・サンホ全国青年委員長は、「南と北はわが民族自らわれわれの運命を選択し、平和を選択できる合意を導いた」としながら、「青年たちの力で全世界にこの地の平和を訴え、あらためて民族の運命はわれわれ同士で自主的に定めるということをとどろかせることができるようにしよう」と語った。 民主党のクォン・テホ青年委員長は南北交流、連帯活性化のための2つの方案を示した。@交流と往来を一段階発展させるため民間機構と個人次元の自主的交流と往来を制度化させるA南北の地域別姉妹連携と交流、協力を活性化させる、というものだ。 民主労働党のピョン・ジェスン青年委員長も、「米国の覇権戦略と日本の軍国主義化傾向」が東北アジアの平和を脅かす最大要因だとして、「民族を愛し平和を守ろうとの意志で南北の青年たちが団結し、民族の新たな里程標を打ちたてよう」とアピールした。 最後に演壇に立った6.15北側委員会青年分科のリ・スンチョル委員は、「『わが民族同士』の時代をあと戻りさせようとする反6.15の逆風が吹いてきている」と述べ、「意義深い連環の集いに参加した北と南の全青年代表が民族の尊厳を守り、国の平和を保障し、祖国統一を早めるための運動の先頭に立とう」と強調した。 集いの2部では北の若者たちによる公演が披露され、北南の青年たちが交流を深めた。 一方、李華泳議員は平壌出発に先立つ記者会見で、ドイツで開かれるサッカーワールドカップに南北青年による共同応援団を列車で派遣することを提案した。 [朝鮮新報 2006.2.25] |