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南の市民団体 SPIに反対 「南北の平和統一妨げる」

 第6回韓米同盟安保政策構想(SPI)会議開催(13〜15日)と関連して、市民団体「平和と統一を開く人々」は13日、ソウル市内の国防部前で記者会見し、「駐韓米軍の永久駐留及び韓米同盟の侵略同盟化を図るSPI会議を中断せよ」と主張した。

 今回の会議では、「韓米同盟の未来ビジョン」に関する草案を発表することが事前に伝えられた。10月に開かれる韓米安保定例協議会(SCM)で最終的に発表される予定の同「ビジョン」について、「平和と統一を開く人々」は「韓米同盟の未来ビジョン」は「冷戦解体と南北関係の急速な前進によって韓米同盟が瓦解の危機に陥ったことにともなう駐韓米軍の永久駐留に対する根拠、国民を説得するための論理」にすぎないと指摘した。

 また、同「ビジョン」を通じて「米国は駐韓米軍の朝鮮半島永久駐留によって、自国の覇権に基づいて朝鮮半島の平和体制樹立と統一の過程を管理し、対中国包囲網戦略などアジア太平洋地域で自国の軍事覇権を実現するための前哨基地にしようとしている」と主張した。

 同「ビジョン」と関連して韓米双方は1月に開かれた第1回高位級戦略大会で、韓米同盟を「市場経済、民主主義と人権増進」のための同盟に転換させ、適用範囲もテロとの戦争、超国家的伝染病の退治、大量破壊兵器の拡散防止などに拡大させることで合意した。

 「平和と統一を開く人々」のオ・ヘラン米国問題チーム事務局長は、会議での合意草案について、「朝鮮半島の政治、軍事的自主権をき損し、南北の平和体制と平和統一を妨げる亡国的合意になることが憂慮される」と指摘した。

 同日、SPI会議が開かれたグアムの米アンダーソン空軍基地前でも「平和と統一を開く人々」のメンバーたちが会議中断を求めるデモを繰り広げた。

[朝鮮新報 2006.2.14]