第11回日朝友好促進交換授業 北海道、日本学校教員の授業と学生対話集会 |
11月11日、第11回日朝友好促進交換授業が北海道朝鮮初中高級学校で行われた。 1997年に札幌市教職員組合の提起により、はじめはたった2人の日本学校教員によるウリハッキョでの授業だったが、今年は15人による授業と北海道酪農学園大学と天使大学の大学生、本校の高級部生による対話集会も行われた。 交換授業には日本の教員のみならず、近隣の市民や日本の高校生など63人が参加した。学父母たちを合わせると、当日は100人を超える人々で校内がにぎわった。 交換授業は1、2時限目はウリハッキョ教員、3、4時限目に日本学校の教員が授業をするという形式で行われた。 昼食時、同校の食堂には児童、生徒、当日の参加者を含め250人を超える人々であふれんばかりであった。昼食は毎年ピビンバがふるまわれてきたが、これが目当てでやって来ますと冗談を言う人もいるほどだ。 授業を受けたクラスの児童、生徒たちと、日本学校の教員が当たり前のように共に食事をし、話し合っている様子はとても自然でほほえましかった。 食事の後、北海道初中高の児童、生徒たちによる小公演が行われた。短い公演ではあったが、参加者たちは全ての演目が終わるたびに惜しみない拍手と温かい視線を送っていた。 午後の懇談会では、主催者側と学校長のあいさつに続き、井上歳郎・札幌市教職員組合中央執行委員長から北海道初中高の児童、生徒たちへの図書券が申京和校長に手渡された。 参加者たちと、朝鮮学校教員たちによる意見交換や、さまざまな感想が述べられた。 とくに今回は、若い大学生たちの参加が多く、彼らによる発言が目立った。 関係者たちは、一様にこれからは若い世代がこの交換授業を盛り立て、発展させていってほしいと発言をした。 10年目、12回目を迎える来年は、今までにない新しい形式が模索されている。【北海道初中高】 [朝鮮新報 2006.12.4] |