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北海道初中高創立45周年記念祝賀会 多くの日本人士でにぎわう

「民族学校の明るい未来示す」 「朝鮮学校は永遠に不滅だ!」

公演には観客から惜しみない拍手が送られた

 北海道朝鮮初中高級学校創立45周年記念祝賀会が10月28日、同校の体育館で行われた。

 同校は1961年4月10日に創立され、10年間を札幌市白石区南郷において運営をし、より多くの同胞子女たちがよりよい環境で学べるよう71年に現在の札幌市清田区平岡に移転した。

 この日、政治事情がどう変わろうとも、朝鮮学校に寄せる気持ちに変わりはないという、心ある日本の各界の著名人士や市民団体の友人たち100余人が会場にかけつけた。

 参加者のなかには80歳を超える高齢の大学名誉教授をはじめ、道議会、市議会議員や近隣の学校の教員、町内会役員、朝鮮学校の高校生と交流する大学生など、さまざまな世代が訪れた。

 午前11時から行われた祝賀会では、まず申京和校長があいさつした。

 あいさつでは、学校が歩んできた45年の歴史や、長年の朝・日友好の過程、またこの間に積み上げてきた数々の成果などが言及された。

祝賀会では学校の繁栄を願い祝杯をあげた

 つづいて、札幌市議会の猪熊輝夫副議長、北海道教職員組合の中山和則中央執行委員長、「北海道朝鮮学校を支える会」の古賀清敬共同代表(北星学園大学教授)による祝辞が行われた。

 祝電紹介のあと、日朝連帯道民会議・小納谷幸一郎会長が朝鮮語で高らかに「チュッペ(祝杯)」と祝杯をあげた。

 参加者たちは、学校オモニ会と女性同盟が総出で準備をした朝鮮料理に舌鼓をうった。

 第2部では児童、生徒による「ともに45年」記念公演が行われた。

 チャンダンのリズム、朝鮮舞踊や朝鮮、日本、英語の歌、体操パフォーマンスなど、声高らかに明るくうたい楽しく踊る生徒らに参会者たちは惜しみない拍手を送った。

 また高1、2年が歌う「子どもたちよ これがウリハッキョだ」とともに、ビデオで映し出された解放直後の「国語講習所」から今日に至る民族学校の移り変わりを見た多くの人たちは涙を流した。

 最後に全校生による大合唱が披露され、会場は拍手喝さいで包まれた。

 公演を観覧した参加者たちは次のような感想を述べた。

 「朝鮮学校の児童、生徒の明るく、美しくのびのびとした姿に感動を覚えました。この美しさは心の美しさの投影によるものと思われました。民族教育の正しさ、その成果の表れと感じさせられました。歌や踊りにも『世界』に視点が向けられていることは、すばらしいことだと感じさせられました」

 「生徒たちの生き生きとした活動と様子は民族学校の明るい将来を示しております」

 「子どもたちが本当に楽しそうだ」

 また、公演が終わったあと同校校長宛てに、全校生合唱の写真がぜひ欲しいという要望もあった。

 札幌市議会議員日朝友好促進議員連盟・伊与部年男会長が参加者に向けて、「45年の歴史は輝かしいものだったが、これからも朝鮮学校は永遠に不滅だ! 団結してがんばろう!」と祝賀会の結びの乾杯の音頭をとり学校の前途を祝した。

[朝鮮新報 2006.12.4]