朝鮮大学校創立50周年に際し 歴史、自然博物館リニューアル 日本市民に一般公開、盛況 |
高句麗古墳壁画の模写など70点、歴史遺物500点
朝鮮大学校創立50周年に際しリニューアルされた朝鮮歴史博物館(同校記念館2階)と朝鮮自然博物館(同校記念館1階)が同校創立50周年記念フェスティバルが行われた11日、日本の市民向けに一般公開された。 朝鮮歴史博物館には、石器、青銅器時代の貴重な遺物や04年にユネスコの世界遺産に登録された高句麗壁画古墳の模写70余点をはじめ朝鮮の原始時代から朝鮮王朝時代にいたるまでの歴史遺物約500点が展示されている。 また今回、同校創立50周年に際し、朝鮮から寄贈された旧石器時代の打製石器や琵琶型銅剣、高句麗壁画古墳から発掘された金製装飾品など60余点が追加展示された。
都内の大学に通う21歳の女性は、「日本の文化は主に朝鮮半島から伝わったとされているが、実際、土器や食器、農耕道具などが日本のものと似ていて親近感を覚えた」と感想を述べた。 一方、朝鮮自然博物館には朝鮮の大同江に生息する貝と甲殻類が新たに展示された。 自然博物館には、2千数百点におよぶ朝鮮半島の地下資源、岩石類、化石類、動植物標本などが展示されており、とくに朝鮮半島固有のマドタテハ(蝶の一種)をはじめ約400種にのぼる昆虫類は希少価値が高い。 この日、両博物館には約730人が足を運び終日盛況をなした。 [朝鮮新報 2006.11.20] |