「枝川基金」 スクールバス寄贈、東京第2初級で寄贈式 |
1年で実現、次は遊具と教材 東京朝鮮第2初級学校に対する東京都の不当な提訴に抗議し、同校の運営を支援しようとの目的で2005年に設立された「枝川朝鮮学校支援都民基金(枝川基金、田中宏、大津健一共同代表)」が、同校にスクールバスを寄贈した。2日、同校の運動場で寄贈式が行われた。 スクールバスの寄贈までの期間は当初、2年を予定していたが、基金が予想以上に早く集まったことにより1年で実現した。 「未来(ミレ)」号と命名されたバスには、最新のナビゲーターとDVDデッキが搭載されている。費用は約300万円にのぼったという。 同校の宋賢進校長は、「ここまでしてくれるとは夢にも思わなかった」と感激しながら、「枝川基金」の関係者には勝訴の報告を真っ先にしたいと語った。 家が学校の目の前にあるという初級部6年生のある児童は、「家が遠かったらスクールバスに乗れたのに…」と残念そうな顔をしていた。 「枝川基金」のメンバーである村田文雄さんは、「今年は学校に不足している遊具、教材の購入を目標にしている」と抱負を語った。 [朝鮮新報 2006.9.7] |