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第17回「伊藤園お〜いお茶新俳句大賞」佳作特別賞受賞

神奈川、京都に「学生俳人」

鄭洙一さん

張剛信さん

 第17回を迎えた「伊藤園お〜いお茶新俳句大賞」で、神奈川朝鮮中高級学校の鄭洙一さん(高3)と京都朝鮮中高級学校の張剛信さん(中2)の作品が佳作特別賞を受賞した。応募総数は過去最多の166万7903句。うち入賞作品は3000句だった。両作品はインターネットで紹介されるほか、「お〜いお茶」のパッケージにも順次掲載される。

 今、各地の朝鮮学校では民族教育の水準を、日本の社会の中で証明していこうという機運がある。各種コンクール、コンテストに加え、スピーチ、作文などあらゆる大会に参加し、実力をいかんなく発揮している。京都中高では、「日本学校と同等な場所で評価を得る」ことの重要性を強調している。これにより学父母たちの信頼と関心、学生たちの自信を得られるからだ。

 バスケット選手である張剛信さんは、「夏生まれだから、テーマは決まっていた。幼いころに行った海をイメージした。すごいかどうか、まだよくわからないけど、とてもうれしい」と、話していた。(鄭尚丘記者)

【受賞作品】

 僕だけの
 応援団いる
 ペンケース(鄭洙一さん)

 太陽と
 耳に残った
 波の音(張剛信さん)

[朝鮮新報 2006.8.8]