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徳山初中創立50周年記念式典 学校、地域、組織が一つにつながる団結力と愛情を誇りに

「これからは僕らが守ります」

記念公演で替え歌を披露した生徒たち

 徳山朝鮮初中級学校創立50周年記念式典が1日、ピピ510(山口県周南市)で行われた。1部記念式典、2部記念公演と祝賀宴(連合同窓会)などが催され170人の学父母、卒業生、関係者らが集い、50周年を迎えた喜びにわいた。式典には同胞に加え、平岡秀夫衆議院議員、周南市の河村和登市長、古谷幸男議会議長と11人の現職議員(市議会の3分の1にあたる)、光市の末岡泰義市長、市川熙議会議長ら24人の日本人士も参加した。

 1部では50年の軌跡をたどるスライドショーが上映された。今も昔も変わらない「生徒」たちの笑顔に拍手と笑みが送られた。

 周南市の河村市長は、初志貫徹された民族教育はすばらしいとし、50年間に輩出された数多くの卒業生が国内外で平和のために活躍していることをうれしく思うと祝辞を述べた。

祝賀宴には170人の学父母、卒業生、関係者らが出席した

 50周年記念実行委員会の姜泰碩委員長のあいさつ、鄭正民校長の記念報告に続き2部では生徒たちの公演が披露された。男声重唱「ウリルル ポラ(われらを見よ)」を「われらを見よ、われらは徳山初中生」と元気よく替え歌にした学生たちにオモニたちは「誰の作詞? なかなかいいわね」と満足げな表情を浮かべていた。

 祝賀宴では、歴代校長を代表し厳章範氏が乾杯の音頭をとった。

 総連中央の趙澣柱教育局長の祝辞や卒業生のリレートーク、福岡朝鮮歌舞団の公演、抽選会などが行われた。

 リレートークの中で若い卒業生たちは「子供をたくさん産んで学校に送ります」「これからは僕らが守ります」と話していた。その声に「しっかり守ってよ」「これからを頼んだよ」と声援があがっていた。

 鄭校長は「同胞が1000人ほどしかいないこの地で50周年を迎えることは、奇跡と呼べることかもしれない。学校、地域、組織がひとつにつながる団結力と愛情を誇りに思う」と語った。(鄭尚丘記者)

[朝鮮新報 2006.7.8]