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東京・台東 土曜児童教室が開講

 4月22日、総聯東京・台東支部3階で土曜児童教室の開講式が行われた。開講式には受講する子ども8人を含む関係者25人が参加し、今月からスタートする土曜児童教室の出発を宣言した。

「学ぶ、発見、聞く」をキーワード

8人の受講生でスタートする台東・土曜児童教室

 台東では過去にも土曜児童教室を開いていたが、専門講師はおらず仕事の合間をぬって朝青が運営していた。

 今回は総聯台東支部が中心となり女性同盟、朝青との連携を取りながら体制を整え、専門講師を迎えて新しいカリキュラムに基づいた年間スケジュールを作成、月2回教室を運営することになった。

 教室では「学ぶ、発見、開く」をキーワードに、自国の言葉だけでなく文化や歴史、地理を学び、自分のルーツを発見し、自分自身の新たな可能性をひらくことを目標として掲げている。

 開講式では洪昌宏支部委員長のあいさつに続き、東京都本部管下の児童教室運営担当である金弘植東京都本部教育部副部長が教室開設の趣旨などについて説明した。

 次に専門講師である全文姫氏が仔牛とワニの指人形を使って、これから何をどのように学んでいくのかを解説した。突然現れた人形に子どもたちも目を輝かせながら聞き入っていた。

 全講師は保護者に「いまはウリマルに慣れていない子どもたちだが、大丈夫。1年後にはみなウリマルの歌や単語をたくさん覚えて披露してくれると思う。目標としては年に2回あるハングル検定も積極的に受けてステップアップしていくので楽しみにしていてほしい」と説明した。

「客員講師」とともに

児童教室について説明する全文姫講師

 台東・土曜児童教室の最大の特徴は「客員講師」の存在だ。

 台東区東上野に事務所を置く「コリア子どもキャンペーン」事務局の寺西澄子さんがその人だ。ソウルに1年半住んだ経験のある寺西さんはとても流暢なウリマルを話す。現在も「南北コリアと日本の友だち展」を主催しているため、ここ数年は毎年平壌とソウルを訪問している。

 開講式では滑らかなウリマルで自己紹介し、課外授業などにも積極的にかかわっていくことを明らかにしていた。

 開講式が終わると教材や青商会が昨年作成した「ウリウリコッポンオリ」のビデオを買い求めたり、5月に予定されているコンサートのチケットの申し込みをする親子の姿などが目立った。

 ビデオはこれから教材としても活用する予定で、近いうちに子どもたちがウリマルの歌やピビンバレンジャーに夢中になる姿も見られることだろう。

 教室は5月13日から本格的に始動する。【台東支部】

[朝鮮新報 2006.5.9]