北九州初級と日本学校の生徒ら 2泊3日で「子どもサミット」 |
北九州朝鮮初級学校と日本学校の生徒らが1月20〜22日にかけて、遠賀ふれあいの里センターで「第2回日朝・日韓子どもサミット」(主催=遠賀町国際交友協会、共催=遠賀町、遠賀町教育委員会)を行った。北九州初級から15人、広渡、浅木、島門の各小学校から9人の生徒が参加したほか、関係者22人も参加した。 同サミットは、歴史的に深い関係にある朝・日両国が親善関係を結ぶのは当然であり、幼い頃から交流することで相互の理解を深めようと、2004学年度から行われている。 開会式では木村隆治・遠賀町町長が祝賀あいさつをし、「過去、朝鮮半島と日本は友好的な関係を築いてきた。現在、いろいろ難しいことはあるが、それは大人たちの責任。互いを理解してそれぞれを尊重し、隣国の文化などをしっかり学んでほしい」と述べた。
つづいて、遠賀町の大村信義教育長と花田京次生涯学習課長があいさつした。 サミットでは、北九州初級の生徒らが朝鮮の礼儀や風習、朝鮮語、民俗遊戯を教え、日本学校の生徒らはけん玉遊びなどをそれぞれ披露した。また、舞踊部とカヤグム部の生徒らは参加者と施設利用者のために特別公演を披露し、大きな拍手を受けた。 閉会式であいさつした遠賀町議会の浜岡議員は、「これからも中断することなくこの交流会を続け、より多くの人に参加してもらい、さらに実のあるものにしていきたい。日本の子どもと朝鮮の子どもがこんなに仲良くなった姿を見てうれしい」と語った。 一方、初日の夕食は日本学校のお母さんたちが郷土料理を、2日目はオモニ会の役員と遠賀地域のオモニたちがピビンバをふるまい、母親同士の交流も深めた。 北九州初級では、今後もこうした交流会に積極的に参加し、関係を深めていく計画だ。【北九州初級】 [朝鮮新報 2006.2.8] |