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尼崎東朝鮮初級学校の取り組み 活発な対外活動

 尼崎東朝鮮初級学校では、新年から対外公演、事業に精力的に励んでいる。

 1月14日、尼崎市立成良中学校区健全育成協議会が主催する「ふれあいコンサート」に、舞踊部と声楽部が出演した。このふれあいコンサートへの出演は、今年で3年目。

 また、1月21日には、「尼崎医療生協長洲診療所・長洲支部」が主催する「2006年新年のつどい」に舞踊部と声楽部が出演した。

 同日、近くの尼崎市立金楽寺小学校PTA役員と本校、玄勇哲校長らとオモニ会が懇談会を開いた。尼崎市人権啓発リーダーとして地域で取り組んでいる人たちも参加した。数年来、児童同士の交流が深まるなか、保護者同士の交流も急速に進んできたが、懇談会ははじめてのこと。

 お互い自己紹介のあと、子育てや学校のあり方、地域の力を活用した防犯対策などについて意見交換した。

 玄校長は、朝鮮学校の地位問題や民族差別、学校助成問題など、とくに1998年に出された「日弁連の勧告書」を配布し、「われわれ在日同胞は差別是正のため日々運動をしている。現在持っている諸権利はすべて闘いの中で勝ち取った権利。これからは日本の市民とも力を合わせて、数倍、数十倍の成果を得られれば」と、日本の市民らが支援してくれるよう切に訴えた。【尼崎東朝鮮初級学校】

[朝鮮新報 2006.2.4]