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〈東京朝鮮第2初級学校土地問題裁判〉 第17回口頭弁論

民族教育の歴史、裁判の不当性を陳述

 東京都が、東京朝鮮2初級学校に対して校地として使用している都有地の明け渡しなどを要求している「枝川裁判」の第17回口頭弁論が21日、東京地方裁判所大法廷で行われた。

 2003年12月、東京都が都有地を不法占有しているとして4億円の損害賠償を求めた不当な裁判が始まってから3年がたつこの日の口頭弁論では、被告側から2人の意見陳述があった。

 90枚の傍聴券を求め150人を超える同胞や日本の市民が集まり、いつにもました熱気に包まれる中、意見陳述に立った学校法人東京朝鮮学園の金順彦理事長と東京第2の宋賢進校長は、民族教育の歴史と裁判の不当性、同校のおかれた厳しい運営状況などについて語った。

 その後、弁護士会館で報告集会が行われた。参加者たちは、前日に逝去した弁護団団長の新美隆弁護士の冥福を祈り黙祷をささげた。

 報告集会では意見陳述の内容を再確認し、最後の勝利まで闘う決意を固めた。

 次回の口頭弁論は2月16日。

[朝鮮新報 2006.12.25]