年内に在日無年金福岡裁判を 福岡で支援する会発足 |
在日コリアン無年金福岡裁判を支援する会による講演学習会と在日コリアン無念金福岡裁判決起集会が9日、福岡・中央市民センターで行われ、会場には在日コリアンや日本の人権活動家ら約100人が集まった。 学習会では、龍谷大学の田中宏教授が「国民年金『国籍差別』の歴史と現在」というタイトルで講演した。田中教授は日本の外国人に対する国籍差別は非常に根が深いものだとしながら、「税金だけは納め無年金のまま放置された在日コリアン高齢者に対して責任を果たすべきだ」と述べた。 学習会に続いて行われた決起集会では、集会に参加した4人の原告予定者が紹介された。 同支援会代表の荒木裕子さんは、「同じ人間として差別は許せない。隣にいる仲間たちと手をとりたたかっていきたい」と決意を述べた。福岡で在日コリアンの無年金問題に関する支援会が発足したのは今回が初めて。同支援会では現在、今年末に裁判を予定しており、それに向けて原告の募集、聞き取りなど裁判準備を行っている。 [朝鮮新報 2006.9.14] |