教職同中央が記者会見 朝鮮学校児童、生徒への嫌がらせ続発 |
「在日朝鮮人に対する人権侵害」 朝鮮が5日に行ったミサイル発射訓練以降、朝鮮学校と生徒に対する脅迫、暴言、暴行が相次いで起きていることと関連し、在日本朝鮮人教職員同盟は14日、東京朝鮮中高級学校で記者会見を行った。教職同中央の具大石委員長(東京中高校長)、姜賢副委員長、西東京朝鮮第1初中級学校の愼基成校長、埼玉朝鮮初中級学校の高石典校長が事件再発防止を強く訴えた。 朝鮮学校と同校生徒に対する脅迫、暴言、暴行事件は5日から13日の間に、日本各地で通報があっただけで110件以上にのぼる。愛知県では中級部2年の男子生徒が中年男性に「朝鮮人死ね」との暴言とともに暴行を受け、左あごに全治2週間のけがを負った。そのほか、朝鮮学校に「生徒を殺してやる」「火炎瓶を投げ入れてやる」などとの脅迫電話もあった。 会見で談話を発表した具委員長は「在日朝鮮人に対する人権侵害であり、卑劣きわまりない犯罪行為だ。朝鮮に対する歪んだ感情の矛先が在日朝鮮人、とりわけ朝鮮学校児童、生徒たちに向けられていることに怒りを禁じえない」と厳しく非難。日本政府と各自治体に真相解明と取り締まり強化、再発防止のための措置を講じるよう強く訴えた。 [朝鮮新報 2006.7.18] |