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〈金昭子・女性同盟中央委員長の再入国許可保留問題〉 名古屋入国管理局長に申し入れ書、即日交付しなかった説明など要求

 女性同盟中央の金昭子委員長は7日、名古屋入国管理局を訪れ、同管理局が8日間にわたって金委員長の再入国許可交付を保留したことと関連し、矢野貞彦局長あての申し入れ書を入国管理局側に手渡した。愛知県下の各地域代表と弁護士が同行した。

 申し入れ書を通じ金昭子委員長は、特別永住権を持つ在日朝鮮人2世である自分にとって、日本を出国して親せきに会うため朝鮮を訪問し、居住国に戻ることは保障された権利であると指摘。明確な説明もしないまま、入国管理局長が自らの裁量で即日交付される再入国許可を保留したのは入管業務の原則を逸脱する前例のないものだと非難した。

 また歴史的経緯から見ても、日本国は在日朝鮮人に安定した地位を与えるべきであるにもかかわらず、このような措置を取ることは在日朝鮮人すべてに対する人権蹂躙行為であると強調しながら、@総連本部の代表らと正式に面談し、今回の措置に対する責任ある説明をすること、A面会が実現できない場合、即日交付しなかった理由と審査に8日間もかかった理由を文書で1週間以内に示すこと、B審査の内容と基準も文書で示すこと、C今回の行為について謝罪し再発防止を約束することなどを強く求めた。

 入管側はこれに対し、局長との面会要求を拒否し「意向は伝える」とだけ対応した。

[朝鮮新報 2006.3.9]