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名古屋入管、女性同盟中央委員長に対し 理由明らかにしないで再入国許可せず

 さる2月27日(月曜日)、女性同盟中央の金昭子委員長が朝鮮に住む家族、親せきに会う目的で、居住する名古屋入国管理局に再入国許可申請を行ったが、入国管理局側は申請を受理せず、再入国許可を出さなかった。

 このようなことは初めてで驚いた金委員長は、その理由を明らかにするよう何度となく求めたが、名古屋入管当局はいっさい何の回答も示さず、翌日また来るようにとだけ返答した。

 金委員長が翌日、総連愛知県本部職員、弁護士らとともに名古屋入国管理局に再び再入国許可証を取りに行ったが、引き続き審査中で許可を出すことはできないとだけ述べ、その理由はいっさい明らかにしなかった。

 3月1日(水曜日)にも県本部の職員、弁護士らとともに名古屋入管に赴き再入国許可証を出すよう要請したが、入管の対応には何ら変化がなかったばかりか、許可を出さない理由を聞く委員長らを最後まで無視した。

 2日(木曜日)にも金委員長は県本部の職員、弁護士らとともに入管に行き、局長との面談を求めたが、入管側は「局長も次長も出てこられない。自分が処理するよう指示されている」「事務処理に時間がかかる。理由は言えない。結果が出たら知らせる」とだけ答えた。

 このような行為は日本植民地時代に強制連行などで日本に連れてこられた在日朝鮮人に、安定した法的地位を保障するどころか、祖国往来の権利をはく奪しようとする許されない人権蹂躙行為だ。

 在日同胞が祖国を往来するのは、人として有する当然の権利であるだけに、何の理由もなく再入国の許可を踏みにじるのは絶対に許されない。

 総連愛知県本部管下の同胞らは日本当局の不当な行為に対して憤りを隠せずにおり、入管当局に対する抗議を引き続き行っている。

[朝鮮新報 2006.3.4]