あいちムジゲ会総会とクリスマス会 朝高生が運動会を企画 |
あいちムジゲ会2006年度総会およびクリスマス会が3日、名古屋朝鮮初級学校の校舎で行われた。 体調を崩したり用事が重なったりしたこともあり、参加した会員は6家族と少なかったが、愛知朝高の生徒ボランティアは26人が参加し、楽しいひと時を過した。昨年に続き今回も、「在日外国人の年金差別をなくす会」代表の鄭秀永さん(先天性の重度身体障害を負いながら、障害者の自立を目指し、昨年7月より全介助でアパート暮らしをしている)が参加し、父母たちや生徒たちとの交流を深めた。 今回のクリスマス会では、学生ボランティアたちが玉入れや風船リレーなどを企画し、初めて「運動会」を催したほか、2年の間月に1回ずつ音楽療法士の講師の指導で継続してきた音楽療法の成果が、子どもたち自身の発表会として披露された。 一方、参加者父母たちの総会では、2006年度の活動において、京都への日帰り旅行がとても意義深かったことなどが強調され、2007年度も全国交流会への参加を前に、バーベキューなど一日でできるイベントを企画することなどを話し合った。 総会では2007年度の会長選出も行われ、名古屋市在住の河夏子さんが勤めることになった。 東春初級で福祉体験学習
東春朝鮮初級学校の1〜6年生たちが11月25日、福祉体験学習を行った。 NPO法人コリアンネットあいちのスタッフが講師として招かれた。体験学習は、絵本「とべないほたる」の感想発表から始まり、障害とは何かを話し合い、身体障害のなかでも聴覚、視覚、下半身に障害を負った場合の体験学習を、手話体験、食事介助(果物で)、車いす体験を通じて行った。 今回の体験学習について、「おもしろかった」と感想を述べる生徒たちもいたが、「もしこの場に障害者が同席していたら、どんなにつらい思いをするだろうか」という想像ができるようになった時、初めて生徒たち自身の勉強、ボランティアや日常生活での実践につながる。 福祉体験学習は、人を思いやる優しい心を育て、親子の絆を深めるうえで大事な契機となる。NPO法人コリアンネットあいちでは、設立当初から愛知朝高をはじめ各初級学校での福祉セミナー、福祉体験学習を地道に行っている。【NPO法人コリアンネットあいち】 [朝鮮新報 2006.12.25] |