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近畿同胞登山の集い 奈良・若草山

落葉のじゅうたんを歩く

 第11回近畿同胞登山が11月26日、奈良・若草山で行われた。

 今回の登山は02年に続き二度目で、在日本朝鮮人登山協会の金載英会長、体連の鄭智海理事長はじめ、エベレスト5300メートルのベースキャンプまで登った人、日本百名山を踏破した夫婦、六甲全山縦走56キロメートルを14時間で歩いた人など、小学生から70代まで158人が参加した。

 また、ヒマラヤ8000メートル級の山14座の登頂にアジア最初に成功した大韓山岳連盟の厳洪吉隊長はじめ2人が応援にかけつけた。

 前日の天気予報では曇のち雨、天気が心配だったが、小雨決行ということで予定どおりに行われた。

 コースは柳生街道と世界遺産に登録されている春日山周遊街道に別れ、落葉のじゅうたんの上を歩き、首切地蔵で合流した。大木の下で昼食をとり南の登山家にサインをもらったり、一緒に記念撮影をしたりと、みんなごきげんだった。

 若草山の頂上(342メートル)まで登って奈良市内を一望したあと、他地方の人たちとの交流もなごやかに行った。そろそろ下山というときになって雨がポツポツと降ってきた。

 幸い紅葉、黄葉を満喫し、何の事故もなく全員無事に下山することができた。

 また、今回全員に配った地域別のワッペンも好評を得た。

 南の登山家の印象的な言葉が一つ。「山は高い、低いというのが重要なのではありません。どれだけ愛情をもって登るかが大事なんです」。(大阪朝鮮登山協会 鄭恵順)

[朝鮮新報 2006.12.12]