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強制連行犠牲者追悼式と訪朝団報告集会 総連栃木県本部の主催で

日朝友好栃木県民の会

報告集会では5人の報告があった

 大谷、塩谷朝鮮人強制連行犠牲者追悼式、第3次訪朝団報告集会が日朝友好栃木県民の会と総連栃木県本部の主催で、11月3日に行われた。

 追悼式は午前10時から塩谷郡塩屋町、宇都宮市大谷で同時に行われた。日朝友好栃木県民の会・大出勝久会長をはじめとする役員たちと、総連栃木県本部・崔朝雄委員長と活動家たちが参加した追悼式では黙とうのあと、主催者、来ひん代表のあいさつがあった。

 終了後、ハナ信用組合宇都宮支店で第3次日朝友好栃木県民の会訪朝団報告集会が行われた。

 集会では訪朝団の紹介のあと、大出勝久会長があいさつをした。

 大出会長は「情勢がいかに変わろうと、民間外交として友好親善の理念と過去に対する真しな反省に立って、自分の目で見て、自分の耳で聞き、朝鮮の現状に触れ、友好運動を前進させることが重要だ。訪朝の成果に基づき運動をさらに発展させよう」と訴えた。

 つづいて、訪朝団の報告が行われた。

 山中佳夫団長(県民の会幹事、日朝国分寺の会事務局長)は日朝関係が悪化する中、訪朝できたのは大変意義深いと述べ、訪朝過程ではまさに「百聞は一見にしかず」を実感したと語った。

追悼式で焼香をする参加者

 また「板門店、開城工業団地、大安親善ガラス工場などの参観を通じ、日本では見聞きできない朝鮮の対外関係や北南関係を感じ統一への流れを強く感じることができた」と語った。

 鈴木清吉氏(佐野日朝交流会幹事、栃木ダンプ協会組合長)は、「朝鮮の人々の自信と笑顔にあふれた姿に感動し未来への確信を得た。必ず米国との対決に勝利し、よりよい国づくりをするであろう」と語った。

 小野崎洋子氏(部落解放同盟県連事務局)は「女性の立場で教育、保健制度の施策のすばらしさを感じるとともに、子どもたちの無邪気な笑顔がまぶしかった。女性と子どもが安心して暮らせる社会を目指していると感じた」と感想を述べた。

 二度目の訪朝となる加藤法永氏(県民の会幹事、訪朝団総務)は「02年の『アリラン』の時より、人々が自信と活気にあふれていること、名跡だけでなくこれから朝鮮がどのような国作りをするのかを見ることができた。日朝関係が改善されるようがんばろう」と訴えた。

 崔朝雄委員長は県民の会結成10周年、最悪の朝・日関係の中で訪朝が行われた点に言及しながら、「総書記の指導のもと、朝鮮の21世紀の新たな姿を築く人々の姿を見ることができた。朝・日友好運動をさらに発展させ絆を深めていこう」と語った。【栃木支局】

[朝鮮新報 2006.12.5]