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福岡初級教員と福岡市教祖との交流会 「新たな勇気をえる」

いつまでも変わらぬ連帯を

 「教育者同士の相互理解と連帯」を目的に、教職同福岡朝鮮初級学校分会と福岡市教職員組合との交流会が10月13日、福岡朝鮮初級学校で行われた。

 交流会には、教職同側からは福岡初級教職員をはじめ、県教育会・尹慶龍総務部長や九州中高・文達成進路指導部長ら20人が、福岡市教組側からは落石俊則副委員長をはじめ、三地区の執行部や青年部役員25人が参加した。総聯福岡支部・李周学委員長が来賓として招かれた。

 交流会では始めに、教職同側を代表して趙星来校長が「厳しい情勢の中、民族教育に対し、多大な理解と支援を惜しまない福岡市教職員組合の方々に心より感謝する。どのような情勢の中でも、この交流会が途絶えることなく毎年行われることによって、教師間はもちろん学校間、児童間の交流の輪はますます拡がっている。」と挨拶を述べるとともに、市教組側からの定期的な図書寄贈やオモニ会による朝鮮食品販売の協力などさまざまな支援に対し感謝の意を表した。

 また今年度より、市教組の厚意によって「福岡市教育文化研究会」に福岡初級教員が参加し、公立小学教員と共に算数をはじめ教育研究に取り組むことができるようになった事にも謝辞を述べた。

 福岡市教組側からは落石副委員長が、「核問題」が連日報道される中で、北九州初級が全国で初めて「小体連」に加盟、厳しい状況の中でもスポーツを通じ日朝の児童、教職員、保護者が相互理解を図ることの重要性に触れながら、「だからこそ教育に携わるもの同士の交流は続けなくてはならない」と交流会の意義を語った。

 また交流会では、焼肉に舌鼓を打ちながら、「リレートーク」が行われ、終始和やかで力強い雰囲気の中、教育文化や子どもたちの問題など現場教師によるいろいろな意見が交わされた。

 最後に「いつまでも変わらぬ連帯の気持ちを込めて」と題し、「核問題」報道の本質や日本社会の右傾化を批判しつつ、誤ったマスコミ報道の中、苦痛を強いられる在日同胞や民族学校に対する連帯の気持ちが込められた激励文が福岡市教組青年部長から張有辰教職同分会長に手渡され、朗読された。

 交流会に参加した、福岡の朝・日教職員は変わらぬ連帯を確認し、新たな勇気を分かち合った。【教職同福岡初級分会】

[朝鮮新報 2006.10.24]