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〈中等教育実施60周年記念在日同胞大祝典〉 参加者の感想

将来の主人公と同胞のパワー噴出 すばらしい民族教育、未来を実感

民族学級で学ぶ生徒たちは力強いチャンダンを響かせた

 中等教育実施60周年を記念してこれだけ多くの同胞たちが集まったことをうれしく思う。すべての同胞たちにおめでとうと言いたい。雨もこの日を祝って降ったと思っている。(李慶子、65、兵庫)

 60周年を迎え、若いころのことを思い出した。当時若かったが、子どもたちに何としてでも朝鮮語を学ばせたい、そういう気持ちで2人の子どもをウリハッキョに送った。今は孫もウリハッキョに通っている。われわれの誇りである民族教育は今後も続けて行かなければならない。(李文敬、83、大阪・城東)

 行事のために屋台の準備やコーラスの練習を3カ月前からしてきたし、京都第2のオモニ会の役員たちはこの2、3日寝る間も惜しんで準備してきた。雨が降ってしまって悔しい気持ちもあるが、みんなががんばってくれたことにとても感謝している。子どもたちをウリハッキョに送るということはとてもすばらしいことだと思っている。(金由美、47、京都)

近畿地方の吹奏楽部生徒たちは、公演の伴奏に特別公演と大活躍だった

 生徒たちの舞台を見て感動した。いろいろな思い出のある大阪城公園で行われ感慨もひとしおだった。(金学一、35、大阪・東淀川)

 大祝典の雰囲気が明るくてよい。雨が降っても同胞が集まる。私たち1世は、自らの手で教育施設を作り後世に民族教育を受けさせようと奔走したが、犠牲も多かった。4.24教育闘争のときに犠牲になった金太一青年のように。その闘いの歴史を忘れることはできない。祖国の配慮のもとに行うわれわれの民族教育の優位性を感じた。日本は過去の植民地支配に対するおわびとして学校施設を建てて支援してくれたのではなく、逆に民族教育を抹殺するため策動してきた。民族教育はたたかいを通じて勝ち取ってきたものである。総連があったのでこうした事業を行えたということをあらためて思う。(李永赫、86、京都)

 岡山の朝青と青商会10人で来た。こんなに同胞が集まるなんてすごい。(崔洋文、25、岡山)

特等で自動車が当たる抽選会は、観衆のあつい注目のなかで行われた

 この日のために準備に準備を重ねてきた。子どもが大きくなったせいで最近では疎遠になっていたオモニたちも、祝典に参加してもらった。これを機会に民族教育を守るオモニたちの世代交代を進めていく。祝典はそのきっかけ。3世、4世へとつなげて行きたい。(高京子、52、滋賀)

 こんなええのあるかいな。めっちゃええ。(大祝典の)このような絵を2度と見られない。(整理員の)朝青員らは優しいし気も良い。(高令淑、80、大阪・生野)

 中等教育実施60周年をこんなに多くの人と共に祝えたことをうれしく思う。遠くから来たかいがあった。60年の伝統ある民族教育を若い世代がしっかりと受け継いでいきたい。(朴晶久、28、兵庫・姫路西)

 近畿地方の同胞の底力を感じた。今日の行事に参加して、総連組織が生きているし、その力が強いということを感じた。子どもたちの姿を見て、私たちの代を継いで新しい世代もしっかり育っていると思うと、感動して涙が出そうになった。(60歳代の女性、大阪・城東)

世界的なマジシャン安聖友さんは、「民族教育は在日同胞の財産」と熱く語った

 「朝鮮人」だとバカにされたこともあったが、「アリラン」の歌を習ったのをきっかけに母国の言葉を学んだ。それも民族教育があったからだと感慨深く思う。生徒たちの公演に涙が止まらない。生徒たちが祖国統一を実現する人材に育ってくれればと願っている。(孔源出、80、京都・右京)

 雨の中での子どもたちの公演が良かった。和歌山県からは3つの売店を出したが、オモニたちががんばってくれて感謝、感激だ。息子が通っている和歌山初中の中級部は生徒数が少なく、クラブ活動などもままならないなかでも子どもたちはがんばって通っている。これからも団結して学校を支援していきたい。(崔和子、40、和歌山)

 子どもたちに、雨が降ったのになぜ行事を中止しなかったのかを教え続けていきたい。「それはどんなに雨が強く降っても、どんなに困難でも60周年という歴史的な今日を誰も止めることはできないからだ」と。いくらでも民族教育は発展していけると、肌身に染みて感じた。(高暢佑、42、大阪)

 一緒に参加しているオモニたちの顔が晴々している。祝典に参加したことでみんなが民族教育の大切さ、組織の大切さをあらためて認識したと思う。これからも民族教育を守っていきたい。(鄭末善、58、奈良)

 (雨は降っているが売店を)やるっちゃ! 屋台の売り上げも予想より順調だ。準備も、(泉州初級の)オモニ会とアボジ会で2カ月前からしてきた。気温も高くないからあったかいものが売れている。がんばって準備してきた甲斐があった。(李東雨、43、大阪)

 広島ではこれほど大きな行事が催されたことがないので、高3の生徒を全員(42人)連れてきた。雨が降り続く中、同胞学父母が民族教育に対する熱い思いを持って集まってくる姿に深い感銘を覚えた。11月12日の広島初中高60周年行事に生かしたい。(李一烈、51、広島)

 一日中ガラポンの商品交換を担当した。そこで同胞たちの笑顔を見てこのイベントって本当に良かったと思う。サマースクールの時に出会ったトンムにも会えたし、同胞の集まれる場が今後もっと増えてほしい。(李麻子、20、京都)

 私は38年間、民族教育に関連した仕事をしてきたが、総連が民族教育と学校を守ってきたことを誇らしく思い、感動で胸がいっぱいだ。生徒たちの公演を見て、自分もまだまだ何かできることをしてあげたいと感じた。(李奉学、77、兵庫・東神戸)

 オモニは私を朝鮮人として育ててくれた。どんなに遠くても1日も欠かさずウリハッキョに送ってくれた。この気持ちを受け継ぎたい。なぜ民族教育が始まったのか、なぜ必要だったのか。これを期に初心に帰り1世、2世の気持ちを継ぎ、子どもたちを育てていきたい。(宋裕子、42、大阪)

 近畿の南端から来たがこんなに多くの同胞を一度に見たのは初めて。規模が大きくてとても驚いた。同胞たちの底力を感じた。総連が民族意識を守ろうとしていることに賛同している。これからも子どもたちが民族のプライドをしっかり持っていけるよう学校を守っていかなければならないと思う。(司空沈吉、65、和歌山・新宮)

 朝高生や朝大生たちが朝から準備をしてくれたし、雨が降る中、同胞たちがたくさん来たことが良かった。雨に打たれながら、スタッフたちが中等教育60周年を祝って自分たちに任された仕事をしっかりとこなして、本当にがんばってくれていると思う。(金鐘成、50、大阪)

 生徒らは雨の中、眉ひとつ動かさずに公演を成功させた。歌で気持ちを伝えた。この間、生徒らの公演に向けた練習を教育現場で目の当たりにした。彼らは今度の行事を通じて大きく成長したと思う。(孫勇太、23、兵庫)

 60年前に民族教育のために全てを捧げてきた1世たちのことを考えながら今日ここに来た。祝典の成功のため、なによりも準備が大変だったと思う。滋賀はこの2週間、売店の準備で忙しかった。(黄明玉、36、滋賀)

 修学旅行(9月30日〜10月2日)で大阪に来た。雨が降っていたのに生徒たちが一生懸命に公演で歌い踊っているのを見て感動した。同胞がとても多いのに驚いたが、祝典の雰囲気は東北と似ている。参加できて本当に良かった。(韓理奈、中3、東北初中高)

 子どもたちの笑顔に元気をもらった。だから絶対に悲しい思いをさせたくない。コミュニティーをもっと広げて、民族教育を受けていない子どもたちをケアしていきたい。ウリマルが使いたくても使えなかった時代を忘れずに、70、80周年へとつなげていきたい。(権基峰、20、大阪)

 今日は3人の子どもたちが出演した。雨の中、かぜをひかないかと心配だったが、すべての生徒たちが一生懸命する姿は立派だった。在日同胞を取り巻く環境は厳しいが民族教育は守らなければならない。信念を持って守っていきたい。(姜末一、44、京都・西陣)

 民族教育は総連の最大の事業である。60年間かけて発展してきたし、良い実を結んだ。これからも新しい世代への教育をしっかりと行って彼らを立派な人材に育て、民族統一に貢献しなければならない。(柳順鐘、86、大阪・東成)

 アボジ、オモニたちが朝早くからでてきて売店の準備を手伝ってくれた。オモニ会ではキムチ販売や月1回の学校給食をやっているが、今回の祝典を機にもっと学校のためにがんばりたい。(金陽子、37、奈良)

 祝典に参加できて非常によかった。孫、ひ孫(8人)も全員ウリハッキョに通っているし下の孫たちも通う予定だ。これからも民族教育をよりいっそう発展させていかなければならないし、祖国の統一を一日も早く実現させなければならない。(朴慶玉、82、京都・西陣)

[朝鮮新報 2006.10.4]