群馬・藤岡 関東大震災朝鮮人犠牲者追悼会 |
虐殺の事実「消せない」 謝罪し真の友好関係を
関東大震災朝鮮人犠牲者83周年慰霊祭(主催=日朝友好連帯群馬県民会議)が9日、藤岡市の成道寺で営まれ、同胞と日本人ら60余人が参列した。 慰霊祭では主催者を代表して宮川邦雄事務局長があいさつし、成道寺の住職による読経が行われた。つづいて、猪上輝雄代表、総聯群馬県本部の田成培委員長、藤岡市長代理の関口敏助役が追悼の辞を述べた。 発言者らは、83年前の関東大震災のとき、日本の国家権力と民族排他主義者たちによって6600人以上の罪のない朝鮮人が無残にも虐殺され、藤岡でも警察署に避難した17人の朝鮮人が残忍に虐殺されたと指摘。二度とこのような不幸な事件を繰り返してはならないと述べ、そのためにも一日も早く日本当局が朝鮮人大虐殺の真相を調査し、心から謝罪、補償し、明るい未来を目指す真の日朝友好を築いていかなければならないと強調した。 参列者たちは霊前に焼香し、犠牲者の冥福を祈った。 午後には、日朝協会群馬県支部主催の関東大震災朝鮮人犠牲者追悼会が成道寺で営まれ、同胞、日本人ら80余人が参列した。 また、藤岡公民館で講演と学習会が行われ、日朝協会の永井正取会長があいさつし、女性同盟西毛支部の趙泰月副委員長が「消せない歴史」というテーマで講演を行った。【群馬支局】 [朝鮮新報 2006.9.12] |