「日朝友好栃木県民の会」 第11回総会 |
強制連行犠牲者追悼碑建立など視野に入れ
「日朝友好栃木県民の会」(以下「県民の会」)第11回総会が5月20日、栃木県立温水プール会議室(栃木県小山市)で行われた。総会には、「県民の会」の大出勝久会長と役員ら、民主党の谷博之参議院議員秘書、総聯栃木県本部の崔朝雄委員長と活動家ら約50人が参加した。 総会ではまず、「県民の会」の金田貞夫副会長(宇都宮市民の会会長)が開会のあいさつを述べ、大出会長があいさつした。大出会長は、「朝鮮半島情勢の変化をわれわれの立場で見据え、しっかりと運動をすすめよう。5.17共同声明を歓迎し、朝鮮の統一への道が広がるよう努力しよう。強制連行犠牲者追悼碑を必ず建立し、国交正常化を実現するためにがんばろう」と述べた。 総会では、2005年度の活動、会計決算、会計監査が報告された。また、2006年度の活動方針(案)、予算(案)が提案されたのち、役員改選が行われ、大出会長を再選した。 総会2部では、ビデオ「朝鮮の子」が上映され、「在日朝鮮人の民族教育について」崔朝雄委員長が講演した。崔委員長は、民族教育の始まりと戦いの歴史、民族教育の目的と内容、地位とその確立の運動と現状、これからの課題などについて解説した。 3部では、「県民の会」結成10周年と11回総会を祝し焼肉交流会が行われ、8月に訪朝するメンバーらが決意表明した。 「県民の会」では、@在日朝鮮人とのさまざまな交流を深め、A朝鮮学校支援活動を繰り広げ、B国交正常化機運を高め、C各市民の会、交流団体の活動を活性化し、D日朝友好運動のよりいっそうの強化と発展、E強制連行真相調査活動の活性化と追悼碑建立などを方針として活動を推進していく。【栃木支局】 [朝鮮新報 2006.6.27] |