| 商工連結成６０周年記念 海外同胞経済人フォーラム 在日、海外同胞経済人ら 民族経済ネット構築の契機に |
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１９４６年、４００人の会員から出発（現３万人）し、同胞商工人らの権益擁護団体として発展してきた在日同胞経済団体の在日本朝鮮商工連合会が今年、結成６０周年を迎えた。これを記念し、２１日、海外同胞経済人フォーラムin TOKYOが東京・新宿の京王プラザホテルで行われた。商工連合会の李奉国会長をはじめとする役員が日本各地の商工会会長をはじめとする役員ら７００余人と共に参加した。在中、在ロ、在米の同胞経済人が招かれ、日本で初めて在日同胞と海外同胞が一堂に会した。フォーラムに先立ち２０日には、海外同胞らが総連中央、朝鮮商工会館、東京朝鮮中高級学校などを訪問し、総連の活動、日本での民族教育に共感を示した。（文＝李泰鎬、李東浩記者、写真＝文光善記者） 基調報告
フォーラムは李奉国会長による開会のあいさつに続き、商工連合会の活動と共に、１９４６年２月２４日の結成以来、同胞企業活動の状況を編集したビデオ「처음처럼（初めのように）」が上映された。 呉載世理事長が基調報告した。 呉理事長は、フォーラム開催は在日同胞商工人とアジアをはじめとする世界各地の同胞経済人らとの民族経済ネットワーク構築のための貴重な契機となり、これから世界各地の同胞経済人らが相互協調し、大規模な商企業活動が推進されていくことになるだろうと展望した。 また、中国、ロシア、米国の同胞経済人との交流は、在日同胞商工人にとって歴史的な活動であると指摘。２年前、定期総会で日本での同胞経済ネットを形成し、海外同胞経済人との経済交流強化のための方針を提示後、昨年、中国経済視察団、在日同胞商工人祖国訪問団など商工連合会創立６０周年を記念し、推進してきた事業の成果について言及した。そして商工連合会結成当時の理念と６０年の道のりは、先代の祖国愛、民族愛により成された業績と教訓によるものであり、それを再認識したフォーラムの意義ははかりしれないと強調した。 最後に呉理事長は、①日本における同胞経済ネットの質、量を高め、②商企業活動を世界的規模で推進し、③同フォーラムを契機に中、ロ、米をはじめ海外同胞経済人との連帯と交流を強化し、東北アジア、全世界との民族経済ネット形成において、新しい前進があることを確信していると述べた。 つづいて、北京高麗文化経済研究会の金哲会長、在米同胞全国連合会商工人委員会のチョン・スンテ委員長、世界海外同胞経済人連合会のキム・チャンソン会長、社団法人世界海外韓人貿易協会（World－OKTA）の趙漢喆副会長が海外での商工活動について基調報告した。 商品展示会 この日、会場外では１９６０～２０００年代までの朝鮮商工新聞記事、各種書籍、印刷物が展示され、商品展示会場では１０余社の企業が出店。大いににぎわいを見せた。 用意した３００枚のパンフレットが３０分でなくなるほどの大盛況だったという、ある出店会社の代表取締役は、「まず当社の名前を知ってもらうというだけでも期待以上の収穫があった。中国の同胞からは延吉まで来てほしいという要望もあった」という。 さらに、世界進出を視野に入れているという、ある出店会社の代表取締役は、「中、ロ、米、そして在日同胞との連携が深まったことが最大の収穫であり、大反響だった」と意義を述べていた。 経営活動を世界規模で
引き続き行われた祝賀宴には、総連中央の徐萬述議長、許宗萬責任副議長が李奉国会長をはじめとする役員らと共に参加した。李会長は商工連創立６０年の歴史を回想しながら、今後も同胞商工人の企業発展、在日同胞社会の発展、統一祖国の繁栄のために力を尽くすとあいさつした。 徐議長は、祝辞で在日商工団体が同胞商工人のための権益擁護団体、民族経済団体としての使命と役割を引き続き果たすとともに、民族的関係と経済交流を拡大強化し、経営活動を世界規模で推進していくことによって、祖国繁栄と統一偉業に寄与することを確信していると強調した。 祝賀宴では、金剛山歌劇団の公演後、大抽選会を行い閉会した。 フォーラムに先立ち、２０日、東京朝鮮中高級学校を訪れた海外同胞一行は、まず同校の歴史をつづったビデオを鑑賞。具大石校長は、「先代の労苦のすえ、民族の伝統は今日も、同胞生徒らの心の中に脈々と息づいている」とあいさつした。 その後、一行は授業を参観し、生徒らによる文化公演を観覧した。 在中同胞団の金哲団長（73）は、「感動した。過去の逆境にめげず、すばらしい能力を兼ね備えた生徒らが民族心を育んでいる。永遠に発展することを祈願する」と感想を述べていた。 この日、中国企業文化促進会、北京高麗文化経済研究会から同校に大型テレビ６台が寄付された。 ［朝鮮新報 2006.4.25］ |
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