〈投稿〉 第84回全国高校サッカー選手権大会を観て |
8強「すごいこと」 大阪朝高のベスト8はすごいことだと思います。この知らせを新報で大きく報道してくれてとても感謝しています。また、今回朝鮮大学校から初のJリーガー(体育学部4年の鄭大世さん、川崎フロンターレ)が誕生し、朝高生たちが朝大に入学してもJリーガーになれる可能性があるということを示してくれました。朝高生のみなさん、朝大で楽しいひと時を過ごしましょう!(東京都 学生 20 鄭晋世) 在日同胞に「感動」 全国高校サッカー選手権大会で準決勝進出はならなかったものの、4回ものテレビ放映を通じて、4000人を超える学生、同胞たちの真っ赤に埋め尽くされた熱い声援がアナウンサーの声を通じて伝わってきました。 出場2回目で、最後まであきらめないひたむきな気持ちと強いフィジカルを生かしたダイナミックなサッカーで過去6回の優勝を誇る国見高校を退け、大阪代表としても21年ぶりの8強進出はすごいことだと思います。 優勝した野洲高校の山本佳司監督もテレビで「さすが歴史的1勝から国見を倒し、勝ち上がってきただけある」と試合後コメントしていました。大阪府220校の代表として立派に戦い、在日同胞に感動を与え、日本のメディアを通じて民族教育の名をとどろかせたと思います。(大阪府 無職 64 徐太平) 今年の力の源 「キャー!」。正月早々、市原臨海競技場に足を踏み入れた瞬間だった。ちょうど、相手のゴール真横を通った時、まばたきをする間もない速さで、ボールが緑の網に吸い込まれた。 私は友人と抱き合い、大喜びした。その後、凍てつくような寒さのスタンドとはうらはらに、大声を張り上げながら応援する私たちの心は、熱く燃え上がっていた。試合終了のホイッスルが鳴るまで、大阪朝高の猛攻撃の嵐だった。結果は3−0の圧勝(対岐阜工業高校)。 新年早々、在日同胞社会に勇気と希望を与えてくれたすばらしい試合だった。千葉のグラウンドで「朝高生気質」をものの見事に発揮してくれた後輩たち。この中の何人かが今年、朝鮮大学校に入学すると思うと、胸が高鳴るばかりだ。(東京都 学生 21 朴希舜) [朝鮮新報 2006.1.26] |