ウリトンネ |
私が住んでいる栄分会は、元々居住している同胞や他地方から引っ越してきた同胞たちで構成されている。 ウリトンネでは同胞たちの冠婚葬祭にはみなこぞってかけつけ、1泊2日の家族旅行、春には花見、そして忘年会、新年会、今年は総聯結成50周年、8.15解放60周年、6.15共同宣言発表5周年と各種イベントが続きたくさんの同胞が参加した。 ウリトンネに住む同胞たちは、とても情の深いあたたかい人たちだといつも誇りに思っている。今の分会に越して来てまず最初に分会費を持って分会長を訪ねてから18年、その間女性同盟の分会長を3期務めた。家でじっとしている女性はほとんどいないので、会費の集金だけでも容易ではない。みんなで集まるのも、それぞれの仕事の都合や、家庭の事情を調整してからである。それでも集まってワイワイしながら、近況を報告しあうのも楽しみの一つである。とくに女性たちは、子供たちが成長して、それぞれの伴侶をみつけ、新生活をスタートさせた話や、孫が生まれたり、孫のウリハッキョ入学の話になると盛り上がる。 最近、分会の活動にかげりが出ているようで一抹の寂しさと不安がなきにしもあらずである。祖国と総聯へのダメージを意図したマスコミの北バッシシングの影響もあるかもしれない。 祖国の統一情勢が新しい段階に入った激動の時期にどんなことがあっても夢と希望を持って、同胞たちの団結を強め、若い世代を、かげながら支えていきたいと思っている。(鄭蓮姫、朝鮮料理店主) [朝鮮新報 2005.10.30] |