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北南関係にまた新たな1ページが刻まれそうだ。南のインターネット新聞「オーマイニュース」が来る24日、平壌でマラソン大会を主催することになった。10日に同ニュースが発表したところによると、社団法人「南北ともに生きる運動」との共催で、南北それぞれ150人ずつ計300人のマラソン愛好家が参加する。平壌−南浦間総22キロメートル区間を走ることになる ▼同ニュース側は、「光復(祖国解放)60周年と6.15南北共同宣言5周年を記念し、南北に統一の熱気を拡散させるために準備した同大会は、分断60年ぶりに初めて南北市民がともに走るマラソン大会」として、「とくに北の首都平壌で南側の言論社が主催する最初のマラソン大会だという点で格別な意味がある」とその意義を強調した ▼まさにそのとおりだろう。これまでも南のテレビ局主催による平壌でののど自慢大会や北南の芸能人が共演したコマーシャルなど、考えられなかった話が現実となっている。南と北の人がともに走るマラソン大会など、少し前まで想像できなかった。これも「6.15」のなせる業か ▼南と北の300人が混じり合って走った場合、どちらが南でどちらが北の人か、すぐには見分けがつかないかもしれない。むしろそれが当然だ。なにしろ同じ民族なのだから ▼オーマイニュースのウェブサイトには、すでに激励メッセージがいくつか届いていた。中には、今度はソウル―平壌間自転車ロードレースを実現してほしいというのもあった。おおいに結構。こうなると朝鮮半島1周駅伝も夢ではない気がする。(聖) [朝鮮新報 2005.11.12] |