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間もなく迎える朝鮮労働党創建60周年(10月10日)行事に、南朝鮮の民間代表団50人が参観するという。2000年の55周年記念行事以来二度目だそうだ。ところで、当日はどんな形で祝賀行事が行われるのだろうか。本紙平壌支局記者が伝えてきたところによると、「60周年記念行事の全貌は明らかにされていない」が、「今までにない規模で盛大に行われる」とのことだ。楽しみは当日までおあずけということらしい ▼朝鮮では年初から党創建日を「10月の大祝典場」と位置づけ、とくに経済部門での成果をもってこの日を迎えようと意気込んでいる。なかでも力を入れてきたのは農業。本紙でもたびたび紹介したが、田植えの時期などはかつてない総動員態勢が敷かれたそうだ。秋の刈り入れ時期を迎え、労働新聞には「刈り入れを電撃的に行う」よう呼びかける社説が掲載された ▼そうした中、白馬−鉄山水路が完成し、2日に現地で竣工式が行われた。総延長270余キロメートル。平安北道の6市、郡の膨大な農耕地に自然に水が流れるようになるという。「先軍時代の記念碑的創造物」(朝鮮中央通信)と朝鮮側が自負する代物だ ▼党創建に際しては長文のスローガンが発表され、そのスローガン貫徹のための「百日間闘争」が繰り広げられている。農業生産向上をめざすたたかいや水路の完成などもその一環といえる ▼記念日をどのように迎えるのか、それは国によってさまざまだ。朝鮮では、国家建設において大きな成果を達成することでアニバーサリーを輝かせることがならわしとなっている。(聖) [朝鮮新報 2005.10.4] |