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胡錦涛主席の特別代表、唐家国務委員の訪朝と時期が重なったことからあまり報道されなかったが、欧州議会（EU）朝鮮半島関係代表団が９～１４日に訪朝した。滞在中、平壌市内だけでなく、「苦難の行軍」時期に最も経済的にひっ迫した地域である咸興も視察したという。１５日にソウルで開かれた記者会見の席で、率直な感想を語った ▼主な発言者はオーストリアのウルスラ・シュテンゼル代表と１０回以上の訪朝経験がある英国のグリン・フォード議員。南のメディアに掲載された彼らの会見内容はなかなか興味深かった。訪朝の印象について聞かれたシュテンゼル代表は、「北の官僚らは私たちを温かく迎えてくれた。低レベルの官僚だけでなく高レベルの官僚とも会えた」と語った ▼実際、彼らは６者会談団長の金桂寛外務次官とも会見した。金次官は、（６者会談で）儀礼的ではなく実質的な結果を望むと話した。会談復帰を決意したのは、「米国の態度の変化」だとも強調したという ▼同代表団の動きで興味深いのは、キム・サンイク人民武力部副部長が出てきたことだ。外国の代表団との会見に軍関係者が出てくるのは珍しい。フォード議員によると、キム副部長は金次官の立場を全面的に支持するとの立場を表明し、人民軍側でも今の状況を注視していると話したという。「経済的な状況において軍が重要な役割を担っていることを示唆したもの」とはフォード議員の弁 ▼６者会談をめぐる動きはここへきて活発化している。そんな中でのEU代表団の訪朝。興味深い動きではある。（聖） ［朝鮮新報 2005.7.19］ |
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