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金正日総書記と6.15宣言5周年記念平壌大祝典に参加した盧大統領特使、鄭東泳南側当局代表団長(統一部長官)の会見は、北南双方が6.15宣言の「わが民族同士」の理念のもと、和解と協力、交流をさらに進め共存、共栄していこうとする意思を再確認したものだったと言える ▼大祝典を終えて17日、ソウルに戻った南側代表団の表情を取り上げた日本のマスコミは少なかった。連合ニュースによると、仁川空港はそれぞれ代表を平壌に送りこんだ各民間団体の出迎えの渦、そして興奮した関係者らの「統一万歳」の熱気に包まれた。一方で少数だが、6.15宣言に反対するグループも詰め掛け、一時、空港は騒然としたという ▼今回の金正日総書記と鄭団長の会見について、南の世論調査機関「グローバルリサーチ」が18日、20歳以上の成人男女500人を対象に行った電話調査では67.2%が「成果があった」と答えた。また、核問題解決のためには「北の6カ国協議復帰」(46.1%)よりも「北に対する米国の安全保証」(51.3%)が優先されるべきだと、米国の態度変化を促した ▼日本でもしもこの種の調査をしたら、どういう結果が出ただろうか。恐らく南とは正反対の結果になっているだろう ▼大祝典に参加した南側代表団のすべての名簿はまだ明らかではない。近々、当局の手によって明らかにされる(白楽晴、南側準備委委員長)というが、当局、民間以外に与党はむろんハンナラも含む全野党の国会議員も参加していた。やはり画期的な大祝典だった。(彦) [朝鮮新報 2005.6.21] |