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今日15日は6.15共同宣言発表5周年。平壌では昨日から17日までの日程で民族統一大祝典が開かれている。北南、海外から代表が集まったこの祝典。やはり注目は当局者同士の動きだろう ▼南側政府代表団は鄭東泳統一部長官を団長に、総勢40人で構成されている。団員には朴炳元経済協力推進委南側委員長などが含まれている。林東源、朴在圭、丁世鉉氏ら歴代統一部長官が諮問団として名を連ねているのも興味深い。北側の諮問委員の中にも林東玉・祖国平和統一委員会(祖平統)副委員長、全今振内閣責任参事らの名前が並ぶ。この5年間に統一問題に従事してきた当局者たちが、いっせいに顔をそろえた感だ ▼だが、何より注目されるのは金己男・朝鮮労働党書記が北側団長を務めることだろう。北南統一行事に参加した党書記と言えば、すぐに思い浮かぶのが故金容淳書記ぐらいだ。最近では、珍しいことには違いない ▼このような顔ぶれのもとで、どのような祝典が行われるのか。楽しみな4日間ではある。昨年来、1年近くにわたってこう着状態に陥っていた北南関係がどのような動きを見せるのか。この祝典期間の次にソウルで閣僚級会談が再開されるだけに、目が離せない状態が続く ▼6.15を祝うのは単なるセレモニーに留まらない。民族の悲願である統一問題の解決方途を、民族同士で考え、それを実践していく場であるべきだ。2カ月後には8.15 60周年を迎える。解放の喜びとともに分断の悲しみを同時に胸に刻む日だ。これ以上分断状態を続けるわけにはいくまい。(聖) [朝鮮新報 2005.6.14] |