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労働新聞7日付に興味深い記事が掲載された。4面トップに載った記事のタイトルは、「大安親善ガラス工場建設者たちを蘇生させた平壌市第3人民病院の医療スタッフたち」。さる1月18日に「不意の出来事で死地に追い込まれた」(労働新聞)建設労働者たちがこの病院に運び込まれた。その後、40日間にわたって「治療戦闘」を繰り広げた結果、2月28日に全員が退院できたという内容だ ▼記事には写真が3枚も収められており、その1枚には「大安親善ガラス工場建設者治療戦闘場」の文字も見られた。同工場建設は中国の協力で推し進められているビッグプロジェクト。その名のとおり「朝中親善の象徴」だ。「将軍(金正日総書記)もあれほど関心を示す」(労働新聞)場所である ▼ここへ来て、朝中の友好親善ぶりを示す動きが目立ってきている。先の全人代で胡錦涛総書記が軍事委主席に選ばれたことに対し、総書記がいち早く祝電を送った。その後、「最も早く祝電を送ってくれありがたい」との胡総書記の答電もあった。その全人代で成立した「反国家分裂法」に対して外務省スポークスマンがすぐさま支持を表明したのもその一つ ▼そんな中、昨日から温家宝首相の招きで朴奉珠総理が中国を公式訪問している。2月10日の外務省声明以降、核問題、6者協議の行方が注目されるだけに、この訪中にも内外の注目が集まっている ▼これについて報道した人民日報(電子版)は、「現在、中朝両国の友好協力関係はとてもよく発展している」と伝えた。朝中関係が良好なことだけは確かだ。(聖) [朝鮮新報 2005.3.22] |