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春・夏・秋・冬

 朝、最寄りの駅頭で市職員が一所懸命にティッシュを配っていた。「タバコのポイ捨て防止キャンペーン」の一環。この駅では、道端でタバコを吸うことも禁じられており、喫煙者は狭い喫煙場に集まって、申し訳なさそうに吸っている。だいぶ前から行われているので、市民の間では浸透してきており、ポイ捨てをする人が少なくなってきている。駅周辺もだいぶきれいになった

▼タバコに限らず、空き缶や紙袋などを道端に捨てる行為は、突き詰めれば個々人の常識度の問題だろう。他人に注意されなくても、自分から守らなければならない大人のマナーだ。最近、世の中には大人が少ないらしく、こうしたキャンペーンで促すしかないことは、多少情けなくもある

▼しかし、とにかくこうしたキャンペーンを通じてでも、公衆マナーを守ってもらえるようにすることは良いことだ。少し前の本紙でも紹介したが、朝青京都府本部では1月27日から1カ月間、〈e〉キャンペーンを実施した。在日が地域住民の一員として住みよい社会を築くとともに、多くの人に朝青の存在を知ってもらうのが目的だ。〈e〉には「いいこと」と同時に「エコ」の意味が含まれている

▼活動の一環として、高齢者施設などに骨伝導式電話を寄贈したほか、朝青が実施した駅伝コースを清掃するなど、まさにキャンペーンの目的にふさわしい活動を行っている。こうした功績が認められ、京都市などから感謝状も贈られた

▼朝青の若い世代が、こうした活動の先頭に立っていることに頼もしさを感じる。(聖)

[朝鮮新報 2005.3.15]