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今年はメモリアルイヤーである。実質的に朝鮮植民地支配が始まって100年、朝鮮解放60年、朝鮮労働党創建60年、韓日国交正常化40年、6.15共同宣言5周年…。そして、5月には総聯結成50周年を迎える。朝鮮最高人民会議常任委員会の金永南委員長は、総聯中央の徐萬述議長あての新年の祝電で、50周年を在日同胞社会の民族的慶事として迎え、20回全体大会が示した課題を遂行するうえで新たな局面を開くよう強調した ▼現在繰り広げられている8カ月運動は、半世紀を迎える総聯の記念日を、ただイベントだけするのではなく、「実質的な成果をもって迎えよう」というのが趣旨だ。この期間はちょうど20全大会課題遂行の1年目にもあたる。金委員長の祝電にもそうした思いが込められている ▼翌13日と14日には総聯本部委員長、支部委員長合同会議が開かれる。8カ月運動上半期を総括しながら、残り5カ月間の運動の方向性が明らかにされよう。実質的にこの会議をもって、今年の動きが始まる。そういった意味でも、重要な会議だといえる ▼すでに明らかにされているように、今年も総聯では民族文化事業と同胞生活奉仕が2本柱だ。なかでも、民族教育を固守発展させ、同胞社会で民族性をしっかりと守っていくことは、重要さを増している ▼誕生半世紀を迎える総聯。今後、1世紀に向けて新たな歩みを始めることになる。50年後、同胞社会がどうなっているのか想像もつかないが、マイノリティーである在日の存在を握るカギが「民族性」であることはまちがいあるまい。(聖) [朝鮮新報 2005.1.11] |