top_rogo.gif (16396 bytes)


 汗 
 珠の汗に
 日差しは
 そのまま
 強く照りつける
 涼やかな一陣の風に
 胸をはだけ
 長い口笛を吹いてみる
 どこかで気づいた旅人が
 歩みを止めたろうか

 (ウィ・ベクキュ、一七二七〜一七九八)

 農夫の汗としばしの休息、そして充足の口笛に共感する旅人の存在を通して、働くことの尊さを詠う。人は、額に汗して、初めて気づくことがある。李朝後期の実学者。原詩は時調。(朴c愛、朝鮮大学校文学歴史学部非常勤講師)

[朝鮮新報 2005.7.13]