汗 珠の汗に 日差しは そのまま 強く照りつける 涼やかな一陣の風に 胸をはだけ 長い口笛を吹いてみる どこかで気づいた旅人が 歩みを止めたろうか
(ウィ・ベクキュ、一七二七〜一七九八)
農夫の汗としばしの休息、そして充足の口笛に共感する旅人の存在を通して、働くことの尊さを詠う。人は、額に汗して、初めて気づくことがある。李朝後期の実学者。原詩は時調。(朴c愛、朝鮮大学校文学歴史学部非常勤講師)
[朝鮮新報 2005.7.13]