愛していると わたしを 愛しているんだと あなたは言うけれど 嘘だわ 夢にまで見ると あなたは言うけれど ますます それは嘘だわ だって わたしのように 夜も眠れず焦がれるなら いつ夢に見ると言うの?
(キム・サンヨン、1561〜1637)
恋人の裏切りに気づき、責めてはみるけれど、思い切れないのが恋心。空々しい言葉に傷つきながら、ひたすら恋人の心がもどるのを待つ身は辛い。原詩は時調。文臣。名筆で有名。(朴c愛、朝鮮大学校文学歴史学部非常勤講師)
[朝鮮新報 2005.6.29]