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忘却

 忘れようとすればするほど
 眠れない
 何も考えまいと
 寝返りをうてば
 壁にあなたの姿が
 鏡のように浮かぶ

 (李朝時代?)

 時調。叶わぬ恋に枕をぬらし、眠れない夜を越えて想いは永遠に続くかとも思える。しかし、人は「時」という「忘却のための特効薬」があることを知る。(朴c愛、朝鮮大学校文学歴史学部非常勤講師)

[朝鮮新報 2005.4.27]