九年の生涯のうち 七年は病に伏し やっと安らかに眠ったのに ああ でもこんな雪の夜は 母のそばを離れて 寒くはないのかしら
(生年没日不詳)
風邪で熱が出ただけでも、代わってやりたいのが親の心。子どもに先立たれた親の悲しみに涯はない。子どもの幸せこそが、親の喜びである。心が痛い詩である。(朴c愛、朝鮮大学校文学歴史学部非常勤講師)
[朝鮮新報 2005.3.2]