朝鮮団長 IMO総会で演説 |
11月22日に開かれた国際海事機関(IMO)第24回総会で演説した朝鮮代表団長は、朝鮮が今までと同様、今後も、海上の安全と海洋環境の保護においてIMO加盟国としての義務を果たすであろう、と強調した。 団長は、現在、海事分野で解決が迫られる重要な問題の一つはIMOの基準履行において一致性と公正さを保障することであるとし、次のように指摘した。 新しく採択、発効される海事法律規定が効果的に履行されるには、加盟国の発展水準と履行能力水準の差を引き続き縮めなければならず、このためには発展途上国の技術能力の育成をめざすIMOの協力活動をより活性化することが必要である。 昨年、IMOの技術協力が1400万ドルの水準を超えたのは、このような見地から見ると、きわめて肯定的な発展であり、次の会計年度期間にも技術協力の支出は引き続き増加されるべきである。 また、「海上テロ防止」の美名のもと、主権国家の船舶の航海の自由と船員の安全を侵害するあらゆる不法な行為と、不当な政治目的達成のためにほかの加盟国国籍の船舶と船員に加える不公正な待遇を許してはならない。 朝鮮政府は国の海事機関の能力をいっそう改善、強化するための活動に大きな力を入れ、必要な対策を講じている。(朝鮮通信) [朝鮮新報 2005.12.3] |