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多民族共生教育フォーラム集会宣言

 「多民族共生教育フォーラム・2005」で9月25日、発表された集会宣言の全文は次の通り。

 私たちは今年、日本敗戦後60年を迎えた。1948年の阪神教育闘争を想起しつつ、私たちは今日の討論を通して、次のことを私たちの「共通の課題」「共同の取り組み」として確認し、ここに表明する。

 1、私たちは、日本政府、国会に対して以下のことを求める。
 (1)日本国憲法および国際人権条約に基づいて「外国人、民族的少数者の教育権」を保障する基本法を制定すること。

 (2)すべての外国人学校、民族学校に対して、助成金、免税措置、卒業資格において、学校教育法の1条校に相当する地位を保障するよう法制度の改正を行い、実施すること。

 2、私たちは、地方自治体に対して以下のことを求める。

 (1)「多民族、多文化共生教育条例」を制定すること。

 (2)すべての外国人学校、民族学校に対して、学校の認可、助成金の交付、廃校となった公立学校の校地、校舎の無償貸与などの積極的な措置を講ずること。

 3、私たちは、各関係機関に対して以下のことを求める。

 すべての外国人学校、民族学校に対して、通学定期、学校保険、学校保健、給食、奨学金制度、通学や学内での安全対策などにおいて1条校と同等の扱いをすること。

 4、私たちは、上記の課題を実現するため、「共同の取り組み」を今日から開始する。

 5、私たちは「外国人学校、民族学校ネットワーク」(準備会)を結成し、2006年、「第2回多民族共生教育フォーラム」を開催する。

[朝鮮新報 2005.10.5]