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東京・八王子市民らが集会 「あぶない教科書」を許さない

 「日本の中学校歴史教科書問題」が国際的に大きな波紋を呼んでいる中、東京・八王子労政会館で21日、「『あぶない教科書ってなあに?』あなたの知らない扶桑社の教科書」が開かれた。

 主催者の「あぶない教科書を許さない八王子市民の会」は、「あぶない歴史教科書」の採択を許さず、自由で民主的な教育環境をつくっていくための超党派ネットワーク。集会には、約200人の市民が参加した。

 集会では、西野瑠美子さん(VAWW−NETジャパン共同代表)による基調講演「『つくる会』教科書と歴史認識」の後、浅羽晴二・子どもと教科書全国21代表委員が「『つくる会』教科書の問題点」について報告、絵鳩毅さん(元陸軍軍曹)が「戦争のための教育とその結果」について発言した。また、退・現職教員からの発言、扶桑社教科書の問題点を取り上げた劇、八王子市民によるリレートークも行われた。参加者らは「あぶない教科書」で子どもたちを学ばせることはできないとのアピール文を採択した。

[朝鮮新報 2005.5.26]