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日本の過去清算で国際集会 謝罪と補償求めるアピール

被害国同士で意見交換 朝鮮からもメッセージ

日本の過去の清算を求める国際連帯協議会朝鮮委員会のメッセージを総聯中央の高徳羽副議長兼同胞生活局長が代読した。

 「戦後60年」・被害者とともに日本の過去の清算を求める国際集会が20、21の両日、東京都内で行われた。南朝鮮、日本、中国、台湾、フィリピン、オランダ、米国から日本による強制連行や「慰安婦」の犠牲者と遺族、朝鮮人強制連行真相調査団などの市民団体やNGOの関係者ら約200人が参加した。

 20日の全体集会では、日本の過去の清算を求める国際連帯協議会朝鮮委員会のメッセージを総聯中央の高徳羽副議長兼同胞生活局長が代読した。メッセージは「団結した力と共同行動で、日本当局が犯罪を清算するよう求めていくべきだ」と訴えた。

 集会では、被害者と遺族、真相究明や裁判支援などを行っている各国の団体代表らが発言し、意見交換した。被害状況を訴え、日本政府の誠実な謝罪と補償などを求めた。

 分科会後に行われた全体集会ではアピールを採択し、被害者への直接の謝罪と補償、歴史教科書を真実に忠実な内容に改めることなどを求めた。

 分科会で遺骨問題について発言した強制連行・強制労働犠牲者を考える北海道フォーラム共同代表の殿平善彦さん(浄土真宗本願寺派一乗寺住職)は「日本政府は遺族の訴えに応じて問題解決に責任を持って取り組むべきだ」と述べた。

[朝鮮新報 2005.5.26]