群馬 県有地内追悼碑前 強制連行犠牲者追悼式 |
「正しい歴史認識を」
日本の植民地時代に強制連行され過酷な労働を強いられて、群馬県内で犠牲になった朝鮮人のための追悼式が4月23日、群馬県立公園「群馬の森」の「記憶 反省 そして友好」の追悼碑の広場で行われた。式には角田義一参議院副議長ら日本の各代表と南朝鮮在住の盧炳禮牧師、総聯、民団の同胞ら約120人が参列した。 労働跡地や犠牲者に関する資料を調査してきた市民らが98年、「建てる会」(昨年「守る会に改名」)を結成。碑建立を呼びかけ募金活動を行い、県とのし烈な議論のすえ、04年4月に県有地内としては初めてとなる碑を建立した。 式では各代表が追悼の辞を述べ、参列者全員が献花。群馬朝鮮初中級学校の生徒たちが「故郷の空」「リムジン江」を合唱した。 同会共同代表の森野善右衛門氏は「過去の事実を明らかにし、いかに反省するかが求められている」と指摘。総聯群馬県本部の田成培委員長は「真の友好を深め一日も早く国交正常化を実現するために活動したい」と述べた。守る会の猪上輝雄事務局長は「強制連行の事実を全国に訴え、正しい歴史認識を持てるようにしたい。これからも徹底調査のためにがんばりたい」と語った。【群馬支局】 [朝鮮新報 2005.5.14] |