在日、南、日本の団体 山口・長生炭鉱現地調査、フォーラムも |
朝鮮人強制連行真相調査団と南朝鮮の日帝強制占領下強制動員真相究明委員会は22日、朝鮮人強制連行犠牲者130数人が生き埋めとなった山口県宇部市の長生炭鉱で現地調査を行った。山口調査団、長生炭鉱の「水非常」を歴史に刻む会、長生炭鉱水没犠牲者大韓民国遺族会のメンバーらが同行し、現場と事故の経過について解説。23日には、市内の福祉会館でフォーラムを開催した。 一行は、船に乗ってピーヤ(通気口)まで向かい、献花し黙祷を捧げ、周辺を調査。坑口や労働者の住宅跡地、位牌が残されている西光寺などを訪れ、調査支援者らから聞き取りを行った。 遺族会の金亨洙会長は「あまりにも悲しい。地下に眠る遺骨を掘り出し、故郷に連れて帰りたい」と訴えた。真相究明委の申栄淑調査2課長は「歴史に刻み後世に伝えるよう、全力を尽くす。追悼碑を建て、日本の謝罪文と犠牲者の本名を刻まなければならない」と述べた。 日本の植民地時代、長生炭鉱では、朝鮮人強制連行被害者1300人以上が危険な労働を強いられた。1942年2月に発生した水没事故で朝鮮人130数人を含む183人が犠牲となった。日本政府はこれまで事故現場を放置し、遺族らの遺骨収集の要請を無視してきた。 [朝鮮新報 2005.4.28] |