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中国・人民日報の報道 核問題についても論議

 中国共産党中央委員会機関紙人民日報(23日付日本語版インターネット)も朴、温両総理の会談内容を詳細に報じた。

 それによると温総理は中朝関係をプラス評価し、「新たな情勢の中で、中国は朝鮮と『伝統継承、未来志向、善隣友好、協力強化』の精神に基づいて、両国指導者が達成した重要な共通認識をさらに実行し、重要な問題における双方の疎通と協力を強化し、経済貿易での協力を深め、両国の友好協力関係を絶えず前進させていきたい」と述べた。 
朴総理は、「中国政府と国民は、朝鮮の経済発展と国民の生活水準向上に対して、心からの精神的、物質的援助を提供してくれた。朝鮮の国民はこれに元気づけられ、深く感謝している。朝中友好関係を絶えず強固にし、発展させることは、朝鮮のゆるぎない政策であり、朝鮮は朝中友好関係が21世紀にさらに発展することを願っている」と述べた。 

 また双方は、朝鮮半島核問題について意見を交換した。温総理は、朝鮮半島核問題は東北アジアの平和と安全に関係すると指摘し、「中国は朝鮮半島の非核化を主張し、朝鮮半島の平和と安定を堅持し、6カ国協議を通した朝鮮半島核問題解決へ尽力する。6カ国協議は現在、対話による朝鮮半島非核化問題を平和的に解決する現実的な選択であり、各国の利益に合致しており、引き続き継続するべきだ。各国が柔軟性、誠意、忍耐心を示すよう望む。中国は客観的かつ公正な立場から、和解と対話の促進を積極的に続け、東北アジア地域が持続的平和を実現させるためにたゆまず努めていく」と述べた。

 これに対して朴総理は、「朝鮮は中国が朝鮮半島非核化のために行う努力を称賛する。朝鮮半島非核化を実現し、対話により核問題を平和的に解決するという朝鮮の立場は変わらず、この目標のために引き続き努力する。朝鮮は6カ国協議に反対せず、これを放棄してもいない。協議の条件が整えば、いつでも参加できる」と話した。

[朝鮮新報 2005.3.26]