本紙連載「生涯現役」の出版と1世同胞を労う会 「事実知らずして植民地語れない」 |
「書籍『生涯現役』の出版と1世同胞を労う会」が12日、日本出版クラブ会館(東京都新宿区)で行われた。総聯中央南昇祐副議長をはじめ、同胞、日本人など、また登場人物10人、合わせて110余人が参加した。 「生涯現役 在日朝鮮人−愛と闘いの物語」(朴日粉、金潤順編)は本紙5面の連載「生涯現役」を1冊の本にまとめたもの。 会ではまず、朴在魯元本社社長があいさつし、「強制連行や植民地差別のなかでも愛族愛国の道で生きぬいた登場人物25人の歩みは、これから生きる2、3世の人生の教科書」であると語った。つづいて、山田昭次立教大名誉教授、清水澄子前参議院議員が祝辞を行った。山田氏は本書に書かれた「事実を知らずして植民地を語ることはできない」と話し、清水氏もまた「次世代に生きる希望を書いた本」であると語った。 [朝鮮新報 2005.3.15] |