１日、中国・瀋陽で行われた６．１５共同宣言実践のための海外側準備委員会結成式

　１日、中国の瀋陽で行われた６．１５共同宣言実践のための北、南、海外共同行事準備委員会海外側準備委員会結成式で発表された結成宣言文の全文は次のとおり。

　祖国を離れて海外の各国に在住する海外同胞をひとつの志向に導き、ひとつの運動隊伍に集めさせる実践力を、われわれは６．１５共同宣言から得ている。複雑な情勢を見ながら、一時、祖国統一を遠い未来のことと思って後ずさりした民族の構成員を呼び戻し、祖国統一運動の主体として立たせる生活力を、われわれは６．１５共同宣言から得ている。

　その宣言は、分裂の傷を負いながら生きてきたわが民族を大団結の道へと呼びかけている。その呼びかけに応える海内外同胞らは今、老若男女、各界各層の差を問わず、ひとつの旗の下に集まっている。

　わが民族同士力を合わせ、６０年にわたる祖国分断と民族分裂を終焉させて統一祖国の未来を創造することは、２１世紀の止められない流れであり、遅滞させられない任務だ。その大勢の躍動を全身で感じているわれわれには、内外反統一勢力の妨害を切り抜け、必ずや６．１５共同宣言を実践しなければならない聖なる民族史的任務が課された。

　８６年前、３千里江山に独立万歳の喚声を響かせた今日、われわれは日本、米国、欧州、中国、独立国家共同体、大洋州、カナダの７地域に住む７００万海外同胞の統一熱望を抱きながら中国・瀋陽に集い、「６．１５共同宣言実践のための南、北（北、南）、海外共同行事海外側準備委員会」を結成したことを宣言する。

　わが海外側準備委員会は、さらに多くの海外同胞らが参加できるよう門戸を開いている。６．１５共同宣言を支持する海外同胞誰もが、われわれと共に統一の道に立ち上がるようアピールする。

　わが海外側準備委員会は、南側準備委員会、北側準備委員会とともに、統一愛国先烈の後を継いで祖国統一の偉業を完遂し、後世に自主と平和の統一祖国を引き渡すだろう。

　わが海外側準備委員会は、愛する祖国が統一するその日まで、離れずに、止まらずに前進するだろう。

［朝鮮新報 2005.3.8］